ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

諏訪大社本宮から守屋山山頂を目指す

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今回の目的は以前のエントリーで書いた「神様がいるのに御柱がない場所が諏訪には存在するか」という検証です。

守屋神社の奥宮は守屋山の山頂にありますが、その守屋山、杖突峠の登山道から登るのが一般的です。ですが、今回は御柱があるかを検証するわけですので、こちらから登るってもんだろうと思い、諏訪大社上社本宮を出発点に、旧杖突峠を越えて山頂を目指すコースで行きたいと思います。過去にどちらからものぼったことありますが、このコースはきついです。

 

諏訪大社上社本宮の駐車場からスタート

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 現在、一般的に入り口とされている西の鳥居ではなく、正式な正門の東の鳥居の近くの駐車場がスタート地点です。ここから徒歩で山頂を目指します。

この道を茅野方面に直進します。300mほど行くと旧杖突峠入口道標があります。

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ここで右へ曲がり、山へ直進していきます。

ほどなくしてかつて諏訪大社の神職の最高位であり、現人神であった大祝をつとめた諏方(すわ)家の墓所や、建築家・藤森照信の作品である守矢資料館や、高杉庵、空飛ぶ泥舟(茶室)が見えてきます。

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【大祝・諏方(すわ)家墓所】

 

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【守矢資料館】

 

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【空飛ぶ泥舟】

 

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【高杉庵】

藤森照信さんの作品はどれも童話の絵本にでも出てきそうな特徴的なもので、見ていると現実から切り取られた別の空間があるような感じがする。

動物進入禁止

さらに上へと登っていく。小川が流れているが、その川よりも大社側の道をまっすぐに登っていく。

すると面白い注意書きを目にすることになる。これだ。

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流石は信仰の山。動物も賢い、賢い。たぶん、これ見て鹿も狸も引き返すのでしょう。

でも私は引き返しません。前進あるのみです。

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舗装がなくなり、砂利道になります。200m位でしょうか、先に進むと案内が見えます。

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さあ、登山本番

ここからは完全な山道です。看板がキレイだし、公園入口とか言われると結構楽そうに思えるのですが、割とシンドイ道が続きます。

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写真は入り口付近です。山の中を歩きすすむと、看板にもあった武居城跡に到着します。最初の休憩ポイントです。

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東屋がありますが、他には特に何もない広場です。木々の間から諏訪の街が望めます。

ここから先は本格的に山道です。このコースで消費されるエネルギーの大半はここから、次の休憩ポイントまでで消費されるものと思ってください。

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こんな看板が数100mおきにあります。他に道らしいものはないので間違いようがないのですが、それでも看板を目にするとほっとします。

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途中、一度、林道を横切ります。「あれ、道間違えたか?」と初めて登った際には不安になりました。でも大丈夫。このまま道を横切って、再度山道へ進みます。

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平坦なところはこんな感じで歩きやすいのですが、ひとたび坂道に入ると、写真を撮るどころではなくなります(すみません。撮り忘れました)。

基本的に道に迷うことはないと思いますが、一ヶ所だけわかりにくい場所があります。

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案内看板は一枚の板に「←守屋山 神宮寺→」みたいなのが多いのですが、たぶん、山の中ではこれだけだと思います。2枚の板が使われ、直進せずに曲がり、下へ降りていくように促されます。

山登りをしているのに下らなけらばならないこと。しかも、その距離が結構長いこと。さらに、道っぽくないことから、「え、道あってる?」ってかなり不安になりますが、構わず降りてください。

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以前はなかったのですが、道のようなものが出来ています。でも、これも無視です。構わず直進。まっすぐ降りてください。

一応、この道を左(目的地方向)に進みましたが、途中で道がなくなっていました。

下りきると林道に出ます。

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横を小川が流れています。この川の流れに沿って進んでください。

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柵がされていますが、横から通れます。

「入るな」的なことが書かれていますが、一応、このコース観光マップ的なものも作られており、キノコや山菜を採るというか盗る目的でなければ通って良いそうです。とは言え、何度通っても不安になります。

ここでようやく登山道入り口…

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結構しんどい思いをして来たのですが、ここでようやく本来の守屋山登山道の入り口です。

私は守屋山に初めて登った時はこの大社コースを使ったのですが、この標識を見たときは愕然としました。「まだ、続くのか」と。

でも、大丈夫、ここから先は楽勝ですから。

ちなみに杖突から登るコースってのは、ここから少し下ったところから登るコースになります。初心者にも優しいコースです。

 

このまま、一気に書こうかとも思いましたが、何か、だいぶ長くなりましたし、丁度、キリも良いので一旦終わります。

 

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